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要約 淀川水系の水質を調べる会第IV期調査 上野市周辺河川調査中間報告 山田 晴美
淀川水系の水質を調べる会は、1995年より淀川の支川の1つである木津川を中心にした調査を行なってきたが、その過程で、三重県上野市の排水が木津川へ大きな負荷を与えていることが明らかになった。上野市は下水道がほとんど未整備で、生活排水が未処理のまま河川へ放流されている地域である。そこで、上野市周辺の木津川流域について調査を行ない、理化学分析や変異原性ポテンシャル、環境ホルモン物質等について測定を行なった。その結果、上野市の生活排水によって木津川の水質が悪化すること、市内河川、排水路の水質はかなり悪いこと等が現段階で明らかになった。なお、調査は現在も継続中である。