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要約 笠間川生物調査中間報告-産廃処分場の水生生物への影響- 井上 泰江
「淀川水系の水質を調べる会」では、98年秋から名張川の支流である笠間川の生物調査を行なっている。笠間川は上流に産廃処分場があり、その排水の生態系への影響が懸念されるところである。本調査においては、最上流部では豊富な生物相が確認され、貧腐水性を示したが、産廃処分場排水が直接流入する地点では、生物相が激減し、生物の生息そのものが脅かされているのではないかと懸念される結果であった。今回は、1年間の調査結果を中間報告としてまとめたが、現在も調査は継続中である。