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要約 下水道は役に立ったか・その6 下水道財政の赤字・大阪編 加藤 英一
下水道財政の赤字について具体的に検討するため、大阪府下の下水道事業の事例を挙げて解説している。大阪府下の下水道事業のうち黒字は20%台に留まっており、処理原価や平均使用料などは自治体により大きな開きがある。大阪府下の自治体は人口や事業所の密度が高いため、下水道経営に比較的有利な条件を備えているが、それでも黒字事業は少数派であり、集合処理方式に適していなかった下水道も存在すると指摘している。