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要約 下水道は役に立ったか・その4 雨の日の洛中洛外 加藤 英一
下水道の方式には「分流式」と「合流式」があるが、汚水と雨水を同一の下水管で流す「合流式」では雨天時に未処理の下水が放流される場合があるため、河川の水質への悪影響が問題となっている。京都市の分流式と合流式の2つの下水処理場について、雨天時に放流量がどの程度増加するか、またその増え方の違いについて検討した。雨天時に行う「簡易処理放流」の比率は、水量では全体の1割であるものの、BOD負荷量では約5割を占める場合があることなどを解説している。