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要約 下水道は役に立ったか・その3 電気伝導率で見る京都の下水 加藤 英一
京都の下水は淀川に放流され、下流の大阪ではその淀川から水道原水の取水を行っている。「淀川水系の水質を調べる会」では1995年から淀川三川や下水処理場放流水を調査しているが、「電気伝導率」という指標で、淀川に与える京都の下水処理場放流水の影響について検討した。電気伝導率の濃度(測定値)から各河川や下水の流量比を算出し、流量と負荷量の推定を行った。それによると、京都の下水処理場放流水は桂川に対して流量の倍以上の負荷を与えていることが明らかとなった。