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要約 降雨の影響大きい鴨川、西高瀬川 -2005年夏季降雨調査の報告- 中地 重晴 他

「淀川水系の水質を調べる会」では、桂川の支流である鴨川と西高瀬川について、2005年夏季に降雨の影響調査を行った。鴨川と西高瀬川では、降雨時に有機物汚濁の指標であるBODやCODなどの増加が見られた。また、流量を考慮した汚れの総量(汚濁負荷量)から見ても、晴天時にたまっていた有機物が、降雨によって流域から大量に流れ出すことが分かった。西高瀬川は京都市下水道の放流水の影響を大きく受けることが分かった。降雨による影響については、河川によって水質や汚濁負荷の変動に差があることが分かった。